フェレットの平均寿命は、5年から8年程度だと言われていますが、以前に比べ、フードの質の向上や医療機関の充実により年々その平均寿命は伸びていると言われています。
しかしそれでも体質や育てる環境、飼い主によって寿命や縮まったりすることもありますので、年齢に応じた飼育方法を行う必要があります。
高齢フェレットに対する飼育方法
フェレットの寿命は、人間に比べるとすごく短くなっています。
その為、6歳になると人間の年齢で75歳くらいだと言われています。
年齢の数え方については、それぞれの意見がありますが、およそその程度だと覚えておくといいでしょう。
つまりフェレットの4歳にあたる時期は、徐々に老化に向かいはじめている時期だと考えましょう。
老化がスタートすると赤ちゃんから大人になるまでのスピードが早いように、老化のスピードもとても早く進みます。
その為、これまでと同じような飼育の方法を続けることは、フェレットにとってとても苦痛なものとなります。
もし飼い主が年をとったらどのような対応をしてもらいたいですか。
自分がやってほしいことをフェレットにもしてあげるといいのです。
高齢フェレットの食事
これまでのようにカリカリのドライフードを与えるのは、やめましょう。
消化機能が低下していますので、硬いものを与えると胃が無理をすることがあります。
体調を崩すことで、徐々に食欲が落ち、体力も低下していきますので、健康を維持するためにも高齢期用のフードに切り替えるようにしましょう。
外出や他の動物との接触はやめよう
高齢期になるとあらゆる機能が低下していきます。
特に免疫機能が弱くなりますので、他の動物のもっている病気が移りやすく一度病気に感染すると、回復が難しくなります。
これまでオフ会などを楽しんでいた、外出先に一緒にでかけているという場合には、フェレットの体調をよく理解した上で慎重に対応するようにしましょう。
各種予防接種について
予防接種については、獣医さんの意見も本当に賛否両論です。
体力のある若いフェレットであれば、それほど危険性はないのかもしれませんが、高齢期になると予防接種によって、一気に体力を消耗する可能性もゼロではありません。
高齢期になって予防接種をするのであれば、フェレットの体調を先ず第一に考えて、本当に受けていいのかなど、医師をじっくりと相談する事がいいと思います。
病気から予防するための予防接種によって、他の病気になったり、体力が低下するなどの事があっては、いけませんので、何事にもよく考えて対応する姿勢が重要です。
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