フェレットは、もともと獣臭の強い動物となります。
その為、販売されているフェレットの多くは、臭いのもとになる臭腺を事前に処理している事が多くなっています。
しかしそれでも若干の体臭が残っていますので、日々のケアはとても重要なのです。
若いフェレットの場合には、定期的にシャンプーをしてあげるようにしましょう。
ただし、ある程度の年齢に差しかかった高齢のフェレットの場合には、体力や免疫力などが低下している事が考えられますので、入浴時に注意をする必要があります。
高齢フェレットのシャンプー
年齢を重ねるにつれ、皮膚が弱くなったり、体力などの低下が見られるようになります。
これは人間と同じようにフェレットにも老化といった深刻な状況があります。
その為、健康なフェレットが入浴後特に問題がなくても、高齢のフェレットの場合には、入浴によって体調を崩す可能性があります。
例えば、高齢になって皮膚が弱くなっている場合には、これまで使用していたシャンプーでは、刺激が強く、皮膚炎を悪化させてしまう事があります。
できるだけ皮膚に優しく、刺激の少ないシャンプーを活用するといいでしょう。
皮膚疾患のひどいフェレットの場合には、病院で販売されているシャンプーなどを利用するのもいいですよね。
入浴は短時間で済ませる
体にできるだけ負担をかけないためにも入浴の時間を短時間で済ませるようにしましょう。
一気に湯を体にかけるのではなく、足元から徐々に慣らしながら全身を洗うようにしてください。
頭からいきなり水をかけると、心臓に大きな負担をかけてしまう事もありますので、後ろ足から水の温度に慣らすように優しく全体を洗うように注意をしてください。
洗面所などを利用してフェレットの入浴を行う人も多いかと思われますが、足元が滑ったりしないよう、滑り止めのマットを敷いたり、ご家族の方の協力を得て、丁寧にだけど安全で素早いシャンプーを心がけてください。
シャンプーをするときのお天気を確認しよう
老年になると特に寒さや暑さに弱くなってきます。
その為とても寒い日にシャンプーをするととたんに体調を崩してしまうフェレットもいます。
逆に暑い時期に温度の高い湯でシャンプーをすると、体の温度が上昇し、命の危険に晒す事もあります。
その為できるだけお天気を確認し、フェレットの負担がないような日を選んでシャンプーを行うと良いでしょう。
特に心臓などに何かしらの疾患を抱えているフェレットにとってシャンプーはとても危険な事もありますので、通院している病院の獣医さんのアドバイスをもらうのもいいと思います。
寝たきりのフェレットのシャンプー
高齢によって、1日のほとんどを寝て、体を動かすことのないフェレットは、汚れないからシャンプーは必要ないという事はありません。
特にお尻の周りや足の部分は、体が動かせないからこそ、排泄の時に体に汚物を付着させてしまう事があります。
たた、シャンプーを無理にすると体調に大きく影響を与える事もありますので、濡れたタオルを利用して全身を拭いてあげるなどの工夫をするといいでしょう。
粉シャンプーの場合は、水を使用する事なく、ブラッシングだけで全身を綺麗にすることも可能ですから、これらのアイテムを利用するのもオススメです。
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