病院に連れて来られるフェレットの多くに、誤飲による体調不良があります。
フェレットは、好奇心旺盛で、すぐに口に入れる習性がありますので、室内で放牧する場合には、事前に室内にあるものを確認しなければなりません。
万が口にしてはいけないものを食べてしまった場合には、腸閉塞を引き起こす可能性があります。
異物を誤飲した場合には、除去する必要がありますが、手術を行うことは、フェレットにとっては体への負担が大きいでしょう。
飼い主にとっても、手術費用の数十万という価格は、とっても痛い出費になると考えられます。
その為にもフェレットに危険だと思われるものは、事前に撤去するようにしてください。
落ちているものをすべてチェックしよう
誤飲を防ぐ為の第一の対策として考えられるのは、床に落ちているものがないかをこまめにチェックすることです。
ケージからフェレットを出して、室内で運動させる前には、かならず床のチェックするするというのは当然ですが、日頃から室内にフェレットにとって危ないものはないかと気を配る必要があるでしょう。
これは誤飲を防ぐためには、基本中の基本ではありますが、全くできていない飼い主の多いのも事実です。
食事の食べこぼしにも注意が必要
人間の食べ物は、フェレットにとっても食べられるものではありません。
例えば、コーヒーやチョコレート、玉ねぎなどは、フェレットが食べると大変危険です。
特にチョコレートに関しては、たった一口食べてしまった場合でも、死に至る危険性もありますので、絶対に誤飲を予防しなければなりません。
飼い主が食べ物を食べた後は、落ちているものがないかを必ず確認したり、その場をしっかりと掃除をするなどの対策をとってください。
フェレットに与えるおもちゃにも注意をしよう
フェレットは、おもちゃで遊ぶのがとても大好きです。
おもちゃを歯で食いちぎり、破壊するまで徹底して遊びますが、その場合にも誤飲による事故を予防しなければなりません。
フェレットのおもちゃには、パーツによってすぐに取れてしまうものもあります。
例えば、ぬいぐるみなどは、目や口といった部分が硬いゴムやプラスチックで出来ているものもあります。
接着剤で簡単につけられているものは、すぐに取れてしまい、フェレットが過って飲み込んでしまう事もありますので、飼い主が事前にその部分をとっておく、もしくは、これらのパーツがついてないものを与えるようにしましょう。
飲んでしまったのに、特に体調に変化がないからと安心してはいけません。
このような小さなパーツの誤飲が日々重なると、しまいには、胃の中が誤飲による異物だらけになり、手術によって摘出しなければならない状況になるのは、確実です。
フェレットの誤飲を防ぐのは、飼い主のちょっとした日頃のおこないで、予防できますので、十分に注意をするようにしてください。
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