近年のペットブームを受けて犬や猫以外にも爬虫類や小動物、ハムスターやフェレットなどのを飼う人もとても多くなっています。
特にフェレットは体のサイズが小さく、非常以上に吠えたり鳴いたりしないことからマンションやアパートなどの集合住宅でも気軽に飼えるペットとして人気を集めています。
最近では、アメリカ以外の輸入先も多くなり、季節によってドイツなどのヨーロッパ近辺のファームからも多くのフェレットが日本に入っています。
ファームにいる間に、肛門腺と生殖腺の摘出手術を完了しているのが一般的で、ペット・ショップに販売されているフェレットは、飼いやすいようになっています。
1日うち8割以上を寝て過ごすフェレットは、仕事で留守にしがちな人にも飼いやすいというのが特徴的です。
そんなフェレットですが、良い面だけでなく、悪い面もあります。
泌尿器疾患
どの動物を飼う場合にも言えることですが、飼い主の飼育次第では、様々な疾患を抱える事になります。
フェレットの場合には、泌尿障害が多く、尿路結石や膀胱炎、前立腺疾患といった病気があります。
排尿が困難になり、尿中に血が混ざったような色をしている場合には、結石が出来ている事が考えれます。
尿がアルカリ性になっているもしくは、最近感染によって症状を引き起こしている場合があります。
フェレットのような肉食系の動物は、健康な場合には、酸性になっているのが一般的で、フェレットの場合には、phの数値が5から6となっているのが正常だといいます。
尿結石症になってしまう原因については、明確にされていませんが、飼い主の与えるエサが大きな要因ではないかを指摘されています。
泌尿結石の原因と予防
フェレットが尿結石になってしまう原因は、遺伝性のものや細菌性のものもありますが、多くの場合、食事が原因と言われています。
排尿時に砂のような粒が尿道にあることで、痛みを感じたり、詰まってしまうっことで、尿が全く出ない場合もあります。
尿が排出されないでいると体内に尿毒症状がおきますので、やがて死に至るのです。
初期の症状は、性器が赤く腫れ上がったり、濡れているような状態が常に続いている事があります。
オシッコをする場合に、出にくかったり、痛みを感じているような仕草を見せる事もあるでしょう。
フェレットフード以外のおやつを与えている場合には、ph値がアルカリ性になりますので、タンパク質の含有量が多いフードを与えるようにしましょう。
フェレット専用のフードを与えると数値が酸性になることがありますので、徐々に症状が緩和されます。
感染症に場合には、抗生剤を投与したり、すでに症状が深刻な場合には、外科的な処置が必要となります。
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