様々な治療に使用されている抗生物質ですが、動物によっては、抗生剤に強い副作用の症状を引き起こす事があります。
その為飼い主の中には、できるだけ抗生物質のよる使用を控える方もいるようですが、その点フェレットは、抗生物質に対する副作用はさほどないと言われています。
抗生物質って何?
動物の治療にも、人間の治療にも使用されている抗生剤は、もともと青カビから発見されたペニシリンです。
一時期有名なドラマのワンシーンにも登場していましたよね。
そのペニシリンこそが抗生物質として様々な活用がおこなわれています。
細菌に感染した時などの感染予防して使用されたり、やけどや肺炎などの感染予防にも使用されています。
抗生物質を使用すると、細菌は、細胞の壁を作ることが阻害されるため次第に菌が死滅します。
人間に抗生物質を使用すると細菌だけが死滅し、生体はそれほど大きな影響を受けません。
ただし、アレルギー反応が高い人の場合には、消化吸収機能も阻害される恐れがありますので、その場合は、抗生物質は使用しません。
抗生物質の副作用について
先にも述べたように抗生物質の使用によってフェレットに対する副作用の心配はそれほどないでしょう。
万が一アレルギー体質のフェレットに使用した場合には、下痢や胃腸障害などの症状が稀に発生します。
一般的に確認されやすい副作用としては、過食や過飲があります。
フェレットが抗生物質を服用した場合には、昨日までとはうってかわって暴飲暴食を行うようになります。
その為便が柔らかくなりますが、薬の服用を中止すると改善されますので、それほど心配になることはないでしょう。
ただ長期的な使用は、できるだけ避けるようにしましょう。
短期的な場合にのみ有効となりますので、医師の指示のもと安全に利用してください。
その他にもフェレットの治療に頻繁に使用されているのがステロイドです。
ステロイドも抗生物質と同様に長期的に使用することは、良くありません。
長く使用し続けることで、体が本来持っている免疫力を低下させたり、慢性的な膀胱炎などの危険性があります。
また胃酸が過剰に分泌し、胃粘膜を減らす作用がありますので、慢性的な胃炎になることがあります。
フェレットにステロイドを使用し続けると、食欲の亢進や多飲多尿といった症状が置きます。
ステロイドを長期的に使用していると薬の影響によって、肥満になることもあります。
これらの薬の服用を考えてる場合には、どのくらいの期間使用するのか、長期的な使用は避けられるように医師と相談した上で取り入れるようにしてください。
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