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フェレットの飼い方~初心者の飼育法~

危険な食べ物とその理由

フェレットの食事については、色々と注意点があります。
例えば、回数を分けて常に新鮮なフードが食べられるように管理することやおやつの量は主食フードの10%以下にするなどなどフェレットの健康を管理する上で様々な注意点があります。

その中にフェレットに絶対に与えてはいけないものの中に、チョコレートがあります。
飼い主の中には、チョコレートが大好きな方も多いはずですよね。

可愛らしい顔でフェレットがチョコレートをおねだりしたらついつい与えてしまうのではないでしょうか。
なぜチョコレートをフェレットに与えてはいけないのでしょうか。

動物にとってチョコレートは有害です

フェレットに限らず、犬や猫にとってもチョコレートは有害以外の何物でもありません。
チョコレートには、テオブロミンといわれる成分が含有しています。

この成分は、カフェインによく似ているもので、薬理作用があります。
それを利用して利尿剤に用いられる事もありますが、大量に与えてしまうと逆効果になることもあるのです。

体重が1kg程度の小さなフェレットの場合250mgから500mgで致死量といわれておりますが、これをチョコレートの量に換算すると20gから30g程度と本当に僅かな量で死に至る事があるのです。

チョコレートによる中毒症状としては、下痢や嘔吐を繰り返し、多尿や興奮、発熱や脱水その他、昏睡状態に陥るフェレットもいると言われています。

万が一フェレットがチョコレートを少量口にした場合でもすみやかにかかりつけ医で適切な処置を受けるようにしてください。

乳糖の多いアイスクリームも有害です

人間が食べているものは、フェレットにとってはすごく高カロリーで糖分や塩分がとても多いのが理解できますよね。
アイスクリームなどの乳製品もフェレットにとってはとても危険です。

なぜならアイスクリームなどの乳製品には、乳糖という成分がとても多く含まれています。
この成分を大量に摂取することで、下痢の症状を引き起こすのです。

スプーン1杯の量であってもフェレットに撮っては有害になりますので、絶対に与えないようにしてください。
このように人間が美味しく食べている物を安易にフェレットに与えることで重篤な病気の引き金になることがありますので、ついついという気持ちから与える事は絶対に禁物なのです。

可愛いからだけではフェレットの健康管理をすることはできませんので、本当にフェレットのことを考えるのであれば、これらの食品を与えない、目の前に置かないように注意をしてください。


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