フェレットフードを選ぶ場合、あまりにも数が多すぎて困る事があるでしょう。
飼い主によっては、できるだけ量が多く、安い物を選ぶという方もいますが、あまりにも安いものの場合、栄養が十分に摂取できない可能性もありますので、フードの成分をしっかりと確認するようにしましょう。
良質な動物性たんぱく質と脂肪分
フェレットフードで最も確認しておきたいのが、原材料です。
タンパク質と脂肪が一体どのような原料に由来しているのかを先ず第一に考えてフェレットフードを選択しなければなりません。
フェレットの健康を第一に考える飼い主としては、フェレットフードに記載されている原材料の表示をできるだけ詳しく確認し、そこの記載されているものが一体どのようなことであるのかを吟味できるよう材料についての理解を深めておく必要があります。
フェレットにとって鶏や家禽類副産物ミール、全卵やレバー、動物副産物というものは全て優れたタンパク質源になります。
副産物ミールというものは、食肉用に一度加工され、残った部分が副産物ミールとして様々なものに使用されます。
この場合副産物ミールには、骨や羽、と殺の際にでた血なども全てミールとして使用されている事があります。
国内で製造されているもには、狂牛病の問題から牛の血や骨などの使用はペット用としても規制されていますが、アメリカなどでは、ペットフードに利用されているのが一般的だといいます。
また副産物ミールは、特にどの動物と記載されていない場合には、鶏や牛、山羊やダチョウ、その他いろいろな動物の副産物を寄せ集めてタンパク質や脂肪として配合されていると考えるといいでしょう。
あまりにも安いペットフードがどのような原料になっているのか大体想像がつきますよね。
記載が曖昧な場合には、特に注意をした方が賢明だといえます。
またこれらの副産物を粉末などに処理する場合には、高温によって加工されますので、酸化が進み安いと言われています。
その為抗酸化作用の強い薬剤を使用している事がありますので、それが日々フェレットの体内に取り込まれることがどれだけ健康を害するのかも理解できると思います。
野菜や果物の繊維材料が入っている理由
フェレットフードには、ごくわずかですが、野菜や果物が配合されています。
その理由としては、野生に生息するフェレットの食生活に理由が隠されています。
フェレットは、繊維系の材料を体内で吸収できないと言われています。
ただ、野生で生きているフェレットは、肉食系動物として通常うさぎやネズミなどの小動物を獲物としています。
その為、うさぎやネズミなどの体内には、消化された野菜がや果物がありますので、タンパク源と同時にこれらの食物も一緒に食べている事になります。
肉食動物と言われているフェレットですが、間接的に消化しかかっている野菜や果物を摂取している事になるのです。
ですが、フェレットには、食物繊維のを消化できる機能がほとんどありませんので、野菜や果物をそのまま主食として摂取することはできず、万が一これらの食材を取り入れると消化能力を妨げる結果になります。
一般的には、与えることはないのですが、どうしても与えたいという場合には、ある程度繊維質を破壊した状態で、タンパク質と一緒に与えるようにしてください。
繊維質はスムーズな排便をサポートしてますので、便の状態が固めで排便困難な状況にある場合には、フードプロセッサーを利用し、細かく砕いたあとで、少量をあたえるようにしてください。
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