高齢期のフェレットは、これまでとは違う行動を取ることがあります。
その理由の一つに、様々機能の低下によって、日常生活を普通に過ごすことでさえ難しくなるためです。
最後間もない頃から、ともに過ごしていると、行動の違いがよく分かるようになりますので、年齢に適した接し方をしなければなりません。
見えない部分で老化が進行している
栄養バランスのとれているエサを与え、適度な運動と丁寧なボディケアをしているフェレットは、いつまでも毛並みが美しく、一見若く健康的な印象を受けます。
その為飼い主もさほど自分の飼っているフェレットが年をとっているという自覚がない場合がありますが、実はみえない部分で確実に老化は始まっているのです。
特に背中の骨や足腰の骨が特に弱くなります。
その為これまで以上に動きが悪くなったり、高いところへ自由自在に登り降りができなくなるでしょう
若い頃と同じ高さにハンモックをつけている場合には、ある程度の年齢に達したら、高い位置から低くしてあげるようにしましょう。
その他にもケージから出し、室内で運動させる場合には、フローリングに注意をしましょう。
肉球が乾燥し、割れている場合には、フローリングで滑って、関節などに炎症を起こす危険性があります。
季節毎の気温変化に注意をしよう
高齢のフェレットは、特に寒さ、暑さに弱くなります。
特にフェレットには、汗によって温度調節を行う機能がありませんので、高齢になるほど気温変化に対応できなくなります。
飼い主が室内の温度変化に十分注意をし、それに応じた対策を取らなければなりません。
室内の温度は、23度前後に保てるようにエアコンやヒーターを活用し、調整してください。
耳が遠くなり、反応が鈍くなる
名前を呼ぶとすぐに飼い主の元へかけてくるフェレットが、徐々に呼びかけに反応しなくなると感じた場合には、難聴を疑うと良いでしょう。
ただし、難聴になったからといってすぐに病気を疑う必要はありません。
フェレットには、嗅覚やひげなどでいろいろな物を感知できますので、日常生活には特に支障はありません。
ですが、飼い主の声を徐々に聞けなくなることで寂しくなったり、不安に感じる事もあるはずですから、時々目を見て優しく問いかけるようにしましょう。
飼い主の表情を読み取れる知能にも優れていますので、間近で声をかけるように接してください。
高齢期になるとフェレットは1日中寝て過ごすようになります。
若い頃に楽しい記憶をたくさん与えられているフェレットは、高齢期には、すやすやと気持よく寝ている事ができると言われています。
体調が悪く辛くて寝ているのではなく、飼い主との思い出を夢見てゆっくりと体を休ませていると考えてもいいのかもしれませんよね。
老後、フェレットがゆっくりと体を休ませて良い夢が見れるように若い頃を思う存分楽しく過ごしてください。
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