これまで与えていたフードを残すようになったり、全く食べなくなるなどの食欲不振には、いろいろな原因があります。
例えば、フードの量に比べて飲み水の量が極端に少なく準備している場合には、喉が乾いて食べ物がなかなか食べられないということもあります。
ドライフードは、その名の通り、水分がほとんど含まれていませんので、新鮮な水をたっぷりと与えないとフェレットや食欲が進まないことがあります。
その他にも風邪など体調が悪い時や運動不足でそれほど空腹になっていない時にも、当然食欲が落ちてしまうでしょう。
また生理的な要因としては、毛の生え変わりなどの時期になると一時的に食欲が少なくなる事があります。
毛が元の状態に生え変わる時には、食欲も元に戻っていますので、それほど心配する必要はありません。
フェレットフードが原因による食欲不振
良質なフェレットのフードには、通常ビタミンEがバランスよく配合されています。
その為ビタミンEなどが欠乏することはまず考えられませんが、人間食を与えたり、他の動物のフードや決められたものを与えていない場合には、ビタミンEが欠乏し、食欲不振や溶血性の貧血がおきやすい状態にあります。
粗悪なフェレットフードの場合にも、ビタミンEの量が極端に少なかったり、配合されていないといった事もあります。
その他にも良質な動物性のタンパク質が配合されていないフェレットフードを与えた場合にも、免疫力の低下や下痢の症状を引き起こすことで徐々に食事の量が少なくなってきます。
このような状態をそのまま見過ごしてしまうと、肝臓疾患によってさらに食欲の減退を悪化させてしまうことになるでしょう。
万が一体に黄疸のようなものが見られた場合には、高脂肪の食事は与えないようにし、タンパク質中心の食事を摂取させるようにしてください。
体調が悪い場合には優しい食事を与えよう
食欲がなく、元気が見られないフェレットには、できるだけ優しい食事をゆっくりと与えるようにしてください。
毎日少しずつでも構いませんので、フェレットに対し、柔らかいフードをあげるように努力しましょう。
日頃与えているフードを水でひたし、しばらく待つと、ドライフードが食べやすく消化しやすい状態に柔らかくふやけてきますので、少量ずつ与えるようにしてください。
お湯で一気にふやかしてしまうと、栄養素を全て破壊することになりますので、たくさん食べたとしても全く栄養に取り込まれない事があります。
それでも食事がなかなか進まない、全く食べないという状況を克服できない場合には、速やかにかかりつけの獣医に相談するようにしてください。
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