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フェレットの飼い方~初心者の飼育法~

しつけと称した体罰

フェレットを家族の一員に迎えると、先ず困惑するのがしつけの方法です。
実際に現在フェレットを飼っている人の体験談をインターネットなどで参考にすると、ほとんどの方がトイレや噛み癖などのしつけの方法に頭を抱えている様子が伺えます。

人間のこどものように言葉を理解させる事はとてもむずかしく、そのもどかしさからストレスを感じる方も多いのが実態です。
しつけというものに対する考え方は、人それぞれですが、やっていいことと、悪いことというものがあるのも事実です。

体罰によるしつけ

聞き分けのないフェレットに対して、手をあげたり、体を強く壁に打ち付けるなどの行為を行う人がいます。
そのような飼い主の言い分は、「しつけ」とされていますが、本当にそれでいいのでしょうか。

体罰に関しては、賛否両論だと思いますが、あなたのやっている体罰で本当にしつけができるのだろうか。
時に体罰は必要です。

人間の子供が悪い事をした場合には、叩く、という行為によって痛みを身をもって感じる事ができます。
しかし、ただ叩くのではなく、愛情をもって叩く事ができているでしょうか。

フェレットも同じです。
悪い事をした場合には、時には、ちょっとした痛みを感じる程度のしつけは必要かもしれません。
ただ、フェレットのような小さな動物は、なんで今自分がこんなにも痛い思いをしているのか、理解することはとてもむずかしいのです。

体罰を受けることで、人間に対する不信感と恐怖感から、今後一切飼い主のいうことを聞かないフェレットに育ってしまう可能性があります。

その場、その瞬間に行う

例えば、フェレットが悪い事をしたら、その場ですぐにしつけるようにしてください。
少しコツンと叩く程度なら、今悪いことをしていると理解出来るかもしれません。

しかし長い時間が経過した後に、数時間前の事をフェレットに怒鳴りつけたり、体罰を与えたりすると理解できないフェレットは興奮し、凶暴化する可能性もゼロではありません。

人間の子供のようにこれまでの経緯を説明し、体罰を与え、しつけるという高度な学習は、到底不可能です。

体罰によるしつけは効果ゼロ

家庭でフェレットを飼う場合には、体罰をすることは良いしつけの方法とはいえません。
これが私のやり方だと主張する方もいますが、そのような家庭に飼われてしまったフェレットのことを考えるとすごく気の毒でなりません。

痛みを与えられているフェレットがもし自分だったらと立場を置き換えて、しつけというものをもう一度考えてみるといいでしょう。


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