フェレットを飼っている方で、噛み癖やトイレのしつけで悩んでいる方はとても多いようです。
飼っているペットがなかなかしつけられない場合、人間の生活習慣に悪影響が出ますので、双方に良いとはとても言い切れません。
特にトイレや噛み癖が改善できない場合には、ストレスを抱える事になりますので、いつしかフェレットを飼っていることでさえ、苦痛に感じるようになるでしょう。
しかしここで忘れてはいけないことは、自分の意思で飼い主のもとに来たのではなく、全く知らない環境に連れてこられたという事です。
知らない人、慣れない環境で不安を抱えているにも関わらず、自分行動を押さえつけようとする人間のことをどうして素直に聞けるのでしょうか。
しつけをするという気持ちではなく、フェレットの気持ちになって色々と理解し、環境に慣れてもらうという気持ちをもってしつけを行うようにしましょう。
しつけとは繰り返しの努力が必要
フェレットを室内で飼う場合、まっさきにすることはトイレのしつけだと思います。
トイレを部屋中にされてしまっては、衛生面に問題がありますので、フェレット用のトイレでちゃんと行えるようにしつけなければなりません。
フェレットは、知能の高い動物ですから、トイレの場所を覚えることはできます。
ただし、環境に慣れるまでは、興奮状態にありますので、全く覚えようとはしないでしょう。
そこで、飼い主は、フェレットの毎日の行動をよく観察し、排便やオシッコのタイミンが分かるようになりましょう。
ケージの角などをウロウロとし始めたり、行動がおかしくなったら、便する場所を探していると考えていいでしょう。
すぐにトイレの場所に誘導してあげて、ここがトイレだということを繰り返し教えるようにしましょう。
またフェレットの便やオシッコの匂いのついたものを予めトイレに付けておくのも効果的です。
トイレを失敗した場合に、怒鳴り散らす飼い主がいますが、それでは一向にトイレを覚えることはできません。
はじめのうちはとにかく、飼い主が努力しなければならないのです。
怒るときと褒めるときのメリハリ
フェレットとは残念ながら言葉を交わすことはできません。
しかし動物は、人間の声のトーンをよく聞き分け、理解しようとしますので、メリハリのある声でしつけるようにしましょう。
日頃から怒鳴ってばかりいると、フェレットは飼い主が一体何を行っているのか聞き分けることはできません。
その為普段遊んでいる時や芸を覚えたり、トイレを覚えた時には、高い声でゆっくりと褒めてあげるようにしましょう。
特に名前を呼ぶときには、必ずゆっくりと優しい口調で呼ぶようにしてください。
逆に怒る場合には、同じ言葉で強く「ダメ」と短い言葉で一言だけいうようにしてください。
この言葉を聞くときっと悪い事をしているんだというように、小さい頭で一生懸命理解できるようになります。
ダメ、コラ、といった短く太い声は、とても効果があり、その場合、フェレットの目をじっと見つめるようにしてください。
名前を呼ぶときには、高い声で呼びかけ、表情も柔らかくしましょう。
この言葉を聞くとすごく心地よい事ある理解したフェレットは、名前を呼ばれるとすぐに飼い主のもとに来るようになります。
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