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フェレットの飼い方~初心者の飼育法~

フェレットの歴史

野生のイタチが家畜化したもの

フェレットをペットとして飼う前に、その歴史について理解を深めておくといいでしょう。
そもそもフェレットとは、野生に生息しているヨーロッパケナガイタチやステップケナガイタチと呼ばれているイタチ科の哺乳動物を家畜化、その後改良に改良を重ね、現在のサイズや形状となっていると言われています。

詳しい事については、不明の点も多々ありますが、その歴史は古くおよそ3000年もの前から人間とともに生活をしているという記しがあります。

多くの学者も注目しており、アリストテレスの動物誌という書籍の中で、フェレットとは、野生イタチという分類に置かれ、当時は、野生ケナガイタチのことをフェレットとして示していたようです。

別の学者の説によると、ケナガイタチやステップケナガイタチは、アフリカからスペインなどヨーロッパに移入されたと記されているが、アフリカにこれらの哺乳動物が存在していたという実態は未だ解明されていないようです。

古くヨーロッパでは、フェレットを狩猟用として珍重されており、細長く俊敏な動きを利用して、うさぎやリス、ネズミなどの齧歯類を捕獲するものとして使用されていたようです。

巣穴などに入り込める体つきは、人間の食料を食いあらすネズミ退治にも活躍していたようで、当時の人間の生活には、なくてはならない動物だという記録があります。

オリンピックの工事に大活躍のフェレット

細くしなやかで、俊敏な動きが特徴的なフェレットは狩猟以外にも狭い菅などの隙間に入り込めるため、掃除にも一役かっています。

これらフェレットの習性を活用することで、人間の大きな体や手足が届かない狭い隙間の工事にも大変重宝されています。
電気が徐々に普及する中で、フェレットの活躍はめまぐるしく、電線やケーブルの配線に人間以上の仕事をしていたようです。

1908年のロンドンオリンピック会場の電気の配線工事にもやはり、フェレットが利用されており、オリンピックが無事成功できた陰にはフェレットの存在があったようです。

大変賢く、行動力のあるフェレットは、徐々に人間の心を癒すための動物としても愛されるようになり、現在では、アメリカやカナダ、ニュージーランドなどにおいては、繁殖するための大規模な繁殖場、いわゆるファームがあります。

フェレットのサイズや性格、体質などは出身ファームごとによって違います。
現在は、マーシャル、パスバレー、カナディアン、ミスティックやサウスランド、マウンテンビューといったファームごとの名称でフェレットの種類が分類されています。

犬や猫とは違って書面で記されている明確な品種に大きな違いがあるということではありませんが、育てる親や環境、食べ物によってサイズや体質、性格が全く違うというのがフェレットファームの特徴なのです。

人間の生活になじみやすく、おとなしめのフェレットを育てているファームは人気となっているなど、それぞれのファームに対するファンのつき方もさまざまです。

フェレットと常に楽しく遊びたい、活発なフェレットが良いという方は、ファームの特徴を事前に調べてみるのもいいでしょう。


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