現在、国内のショップで販売されているフェレットのほとんどが海外から輸入されている子たちです。
世界中の人に愛されているフェレットは、ファームと呼ばれている繁殖場で誕生し、ある程度成長した時期に国内に持ち込まれています。
その為ファームによって、各フェレットの呼び名や性格、性質や遺伝的なものが違います。
ファームによっては、体格の大きなものや毛の長いもの、性格の荒い子や逆におとなしい性格のフェレットなどいろいろな種類に分類されています。
各国から輸入されているフェレットの特徴を覚えておくと、自分にマッチしたフェレットが見つけやすいでしょう。
ヨーロッパから輸入されるフェレット
アンゴラフェレットと呼ばれているものはヨーロッパから輸入されているフェレットです。
一般的なフェレットとは違って、毛が長いのが特徴的で、顔つきが若干変わっており、鼻にも毛がふわふわと生えています。
とても人気の種類のアンゴラフェレットは、突然変異で誕生したと言われて見た目の印象から人気が高くなっていますが、その性格はとても荒く、凶暴な子が多いのがデメリット。
最近では、飼いやすいようにと、おとなしめのフェレットと交配することで性格がおっとりとしたタイプのアンゴラフェレットも誕生していると言われていますが、ただ全ての交配において、毛が長いタイプのアンゴラフェレットが生まれるとは限りません。
ニュージーランドから輸入されるフェレット
古くはうさぎ狩猟用のフェレットとして活躍していたのが、ニュージーランドからの輸入されるフェレットです。
その最大の特徴は、丈夫な骨格と大きめのサイズです。
ニュージーランドから輸入されるフェレットは、いまだに野生の本能が強く、一般的なフェレットと比べると気性が荒いのも特徴的です。
活発で、大きめなサイズのフェレットを好む方には、適していると思います。
アメリカから輸入されるフェレット
もっとも多くのファームが存在するアメリカから輸入されるフェレットのことをスーパーフェレットと呼んでいます。
なぜこのタイプのフェレットをスーパーフェレットと呼ぶのかというとその理由は、フェレット特有の臭い対策が施されているからです。
野生のフェレットは、縄張りを主張するため、肛門付近にある臭腺から強烈な臭いを出す事があります。
その臭い対策の一つに去勢や避妊手術があり、アメリカから輸入されるフェレットはその手術が完了しているのです。
通常ペットショップで販売されているフェレットは去勢や避妊手術が完了しているのが当たり前だと考えている人が多いようですが、ショップによっては、ちゃんとした対応を怠っているところもありますので、注意をする必要があるのです。
どうしても去勢や避妊手術がされているフェレットを購入したい場合には、スーパーフェレットを選択するかもしくは、それらの完了証明証を発行してもらうようにしてください。
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