フェレットが、なんだか吐き気をもよおしている様子なのに、嘔吐物は出ない、しかもエサを食べたい様子なのに、なかなか食べないなどの症状がでたら、おなかの中に毛が詰まっている可能性があります。
毛の生え変わりの季節には注意をしよう
フェレットは、1年に2回毛の生え変わりがおこなわれます。
生活している地域によって時期は若干異なりますが、春と秋になると大量の抜け毛が確認されます。
春になるとふわふわの冬用の毛から夏向けの短毛に、秋は逆に寒い冬に向けてフワッフワの柔らかい毛が生えてきます。
この時期には、通常の倍以上の抜け毛がでますので、フェレットが体を舐めるような仕草を見つけたら注意をしましょう。
フェレットは、体を舐めまわし、毛もそのまま飲み込んでしまいます。
猫の場合には、飲み込んだ毛をはき出す事ができますので、心配はありませんが、フェレットの場合は自らはき出す事ができず、体内に蓄積してしまうのです。
蓄積された毛の量が多くなると様々な機能障害を引き起こしますので、すぐに病院で処置を受けなければなりません。
毛玉蓄積の対処方法
毛玉が体内に蓄積していると思われる症状には、嘔吐や食欲不振、排便障害などが確認されるようになります。
原因を取り除くことで、症状を緩和することはできますが、そのまま放置することで閉塞性の機能障害に繋がりますので、すぐに外科手術にて取り除かなければなりません。
毛玉を取り除く事ができると言われている高繊維食というフードが販売されていますが、体質によっては、逆効果になる危険性もあると言われています。
確実にフェレットの体内から毛玉を取り除くためにも、獣医に相談するようにしてください。
フェレットの体内には、どうしても毛玉が溜まってしまいます。
定期的に毛玉を排出するためのお薬も市販されているようですが、それで100%取り除けるという保証はありません。
フェレットの体質によって効果には差がありますので、安全性が高い方法としては、定期的に動物病院にて処置を受けるようにしましょう。
好奇心旺盛なフェレットは、様々なものに興味を示しますので、毛玉だけでなく、誤飲により胃の中からは、その他にもタオルの切れ端なども発見されると言われています。
常に目をみはることは難しいと思いますが、フェレットが体を舐める仕草を見せた場合には、できるだけやめさせるようにし、フェレットが誤飲してしまいそうなものを排除するなどの工夫を取る必要があります。
抜け毛の多い季節は、いつも以上にフェレットの周辺を掃除し、過って飲み込んでしまわないようにしましょう。
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